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滅菌室へのこだわり

世界基準の滅菌消毒管理
体制を目指して

現状の新型コロナ時代、ウイルス、細菌に対しても対応できる消毒滅菌室を構築します。

またアフターコロナ後にも未知のウイルスが
発生して、
世界に広がっていくことも
想定される時代です。
よって、そのことにも対応できる設備を
構築します。

日々滅菌消毒管理の世界基準は、進化します。
よって日々勉強し、対応していきたいと
考えています。

ゾーニングの重要性

汚染された器具と清潔な器具を行ったり来たりさせないことがとても大切です。色でしっかりわかるように分けています。

赤は汚染区域、黄色は洗浄区域、緑は滅菌区域です。

赤:汚染区域

赤の汚染区域は、診療が終了したときに機材を引き上げる場所です。

ここからものによってどういう消毒、滅菌を行うか判断します。この汚染区域と、洗浄区域が混ざらない。行ったり来たりしないことが大切で厳密に行います。

黄:洗浄区域

主に洗浄区域です。浸漬洗浄、超音波洗浄(微細な振動をかけて、付着している汚れを落とします。)

ウオッシャーディスインフェクター、目に見えない微細な汚れも取ります。

緑:滅菌区域

高圧蒸気滅菌器を扱います。クラスBという最も微細に滅菌できる規格でとても安心です。この滅菌器にベストな状態でしてもらうために、今までのこのような機材で汚れを取っています。ここが大切です。

しかし欠点があり、高圧で蒸気なんで、熱に強いものしか滅菌できません。そこで、大切な設備、ガス滅菌機があります。これは熱に弱いものが滅菌できるので、心強いです。

滅菌の基本コンセプトは、使い捨てできるものは使い捨てるです。コストが問題になりますが、使い捨てるのが、一番安心ということになりますね。

洗浄

洗浄工程が一番重要で、汚れがついていては、のちの滅菌操作に意味がなくなります。この手順を規格化して行うことがとても大切で、またコストがかかるところでもあります。

超音波洗浄

超音波洗浄器は超音波を発生させることにより、液体中の泡による衝撃波と水の分子を洗浄物と衝突させることによって、キャビテーション効果を発生させます。それによって目に見えない器材の細部まで短時間で洗浄することを狙いとします。タンパク質の汚れが固まってしまった場合、浸漬洗浄を行ったのち、超音波洗浄を行います。

微細な器材(切削バー、根管治療用器具、超音波スケーラーチップ等)は、小さな容器に入れ超音波洗浄を行います。超音波が発信されているときには、キャビテーションで発生した気体がエアロゾルとなり、環境雰囲気中に拡散する恐れがあるため、運転中は超音波槽に蓋をします。

超音波洗浄

浸漬洗浄

浸漬洗浄は、器材を洗浄液に浸けることで汚れを除去する方法です。血液や体液など付着物を分解・除去しやすくし、より早く効果的に洗浄が行えます

浸漬洗浄

ウオッシャーディスインフェクター
メラサームによる洗浄

ウォッシャーディスインフェクターは、タンパク質の除去を目的とした洗浄、すすぎ、熱水消毒、乾燥などを自動的に行う機器です。厳密に規格化されており、正確に行うことができます。用手洗浄に比べ、切創のリスクや、血液・体液など医療従事者の曝露を大幅に減らすことができ、感染予防に効果的です。また一度に多くの器材を一定の品質で洗浄できることから、効率的で安心です。

包装

包装(メラシール)

洗浄を完了し、目に見えない汚れまで徹底的に除去した器具をシール効果の高い医療機器専用シーラーで包装して、次の滅菌処置が適切に行えるように準備します。

メラシール

クラスB滅菌 バキュクレーブ31+

高圧蒸気滅菌器ですクラスBという最も微細に滅菌できる規格を採用しています。この滅菌器にベストな状態で滅菌するために、今までの洗浄がありました。

この滅菌器で完全に滅菌します。しかし欠点があり、高圧で蒸気を使用しますので熱に強いものしか滅菌できません。

バキュクレーブ

タービン(歯を削る器械)専用滅菌器 
メラクイック

タービンは専用の滅菌器が必要です。器械が壊れにくいように、滅菌します。

タービン

上記で対応しずらいもの・
熱に弱いもの

ガス滅菌

常温・常圧で器具や器材を傷めることなく、スピーディーな殺菌処理のできるガス殺菌器です。約25~30℃の常温・常圧で殺菌を行うため、オートクレーブ(高圧滅菌器)を使用できない器具器材(プラスチック、ナイロン類など)に使用できます。一般的な医院の場合、このようなプラスチック製や、ナイロン類など熱に弱かったり、圧力に弱かったりする製品はアルコール清拭等にて消毒レベルの処置しか行えてないものを、滅菌レベルまで行うことができます。

ガス滅菌

ハイゴジェット

患者様のお口の印象をとった後、その印象剤の消毒は、難しい問題です。印象剤を変形させることなく、消毒しないといけません。このハイゴジェットによって、変形させることなく、消毒することができます。安全安心な技工作業のためにも、この器械はとても重要です。

これら設備に加えて、人の作業にかかわるところのマニュアルの作成、改善に力を入れています。またオペ室、処置室、メインテナンス室の日頃の徹底的な清掃と整理整頓を心がけています。なるべくものを置かないようにして清掃をしやすいようにすることも大切なことと考えています。

ハイゴジェット

新型コロナウイルスの不活化エビデンスを
取得しているナノゾーンコートを
診療所全体に施工しています